・安定している公務員に転職したい
・民間に就職したが公務員の夢を諦められない
・地元の役に立つ仕事がしたい

色々な理由で公務員へ転職を希望している方は多いのではないでしょうか。
最近では社会人経験者採用試験を行う自治体が増えており、公務員への転職するチャンスが増えています。
自治体は新卒採用だけでなく、民間企業で培った知識・技術を持ち、コミュニケーション能力に長けた人材(即戦力)を求めています。

今回は公務員試験社会人採用試験を3年連続で受験した筆者が、勉強方法や、おすすめの問題集、注意点などをお伝えできればと思います。

社会人経験者採用(民間経験者採用)の受験資格や条件は?

自治体により違いはあると思いますが受験資格の条件は大きく年齢職歴の2つです。
(今回は事務職を前提としております。土木・建築職などは免許も必要となります)

筆者の受験した自治体の年齢要件は昭和55年~平成4年までに生まれた人でした。
ただ自治体によっては59歳まで受験可能なところも多数あるので、希望する自治体の採用情報をチェックしてみて下さいね。

職歴も自治体によって異なりますが、おおむね正規・非正規問わず勤続通算5年以上が多いようです。
他にはJICA(独立行政法人国際協力機構)が実施する青年海外協力隊による国際貢献活動で2年以上活動した人も対象になることが多いようです。

採用までの基本的な流れ 

社会人採用試験の基本的な流れは
書類選考→職務基礎力試験(多肢選択式)→小論文(作文)→性格検査→面接→内定
が多いようです。

自治体によりますが、第1次試験(職務基礎力試験)と第2次試験(小論文)を同日に実施します
つまり職務基礎力試験が合格点に達していない場合、どんなに良い小論文を書いたとしても採点すらしてもらえません。

ですので、まずは全力で筆記試験を突破することを目指しましょう。

社会人採用で使われる職務基礎力試験とは?

職務基礎力試験は聞きなれない方も多いかもしれませんが、平成25年度から取り入れられている採用試験の一種です。

特徴として
・出題数が多い
・時間が短い
・従来の公務員試験よりも問題が簡単
といったことが挙げられます。従来型との比較をまとめます。

従来型職務基礎力試験
出題数30~50問75問
解答時間100~150分90分
出題形式5肢択一式4肢択一式
出題範囲社会科学 人文科学
自然科学 文章理解
判断推理 数的推理
社会的関心と理解について問う分野
言語的な能力を問う分野
論理的な思考力を問う分野

受験案内の試験内容欄に「75問・90分」や出題分野欄に「社会的関心・言語的能力・論理的思考力」などの記載がある場合、職務基礎力試験の対策をしておいた方がいいでしょう。

第二の鬼門 小論文 

筆記試験のあとは次なる鬼門 小論文(自治体によっては作文)が待っています。
正直、筆記よりこちらの方が苦手な人も多いと思います。

自治体によって、小論文ではなく作文試験の場合があります。
「自分の意見を書く」といった意味ではどちらも同じですが、問われている内容が違うため、自分が受けるのはどちらの試験なのか事前にしっかり確認しておく必要があります。
ちなみに筆者が受けた自治体では制限時間90分で、文字数は800文字以上1000文字以下の作文試験でした。

小論文:出題テーマに対して、その問題点や解決策などに対し、自分の意見や主張を述べる
作文:出題テーマに対して、自らの経験や体験をもとに、自分の考えを書く

小論文(作文)試験は筆記試験以上に時間配分が重要となってきます。
試験開始と共に何も考えずに書き始めると、ほぼ100%半分も書けずに終わります。
実際、隣や前で試験を受けている人がそうでした。

例えば90分の試験時間であれば、
最初の20分を文章の構成、60分で記入、最後の10分を見直し
これくらいの時間配分が必要だと思います。

特に文章の構成は非常に重要です。ここを手抜くと後で痛い目にあいます。
試験では原稿用紙の他に、白紙のメモ用紙も配られるので、必ず使用してください。
メモ用紙には、文章の構成の他に、材料になりそうな経験談や、思いついたワードなど、とにかく手当たり次第書いた方が良いです。

急いで書き上げるので、文字が汚くなったり、誤字脱字があったりしますので、最後の見直しもしっかり行ってください。
ただ最後の見直しで、大幅に文章を書き替えるのはおすすめしません
中途半端な文章で試験が終了する方が減点が大きいので、その場合は自分を信じて提出しましょう。

小論文試験は原稿用紙の8割以上書いてあることが最低条件です
どんなに素晴らしい論文でも、原稿用紙の8割以下では採点すらしてもらえない場合があるので注意しましょう。

どうしても書けない場合は、
・問われていることに答える(~を述べよの場合は、とりあえずそれについて述べる)
・指定された文字数の最低ラインは超える
・丁寧な字で書く
最悪この3点をクリアすれば採点まではたどり着けると思います。

勉強方法 おすすめな問題集

職務基礎力試験の問題自体の難易度は高くありません。
普段から通常の公務員試験の勉強している人にとっては簡単に感じると思います。

しかし、社会人になってから勉強から遠ざかっている人は、対策をしていかないと苦労すると思います。
90分間で75問ですので1問当たり1分弱しか考える時間がありません
しっかりと対策をしていく必要があります。

そこでおすすめしたい問題集は実務教育出版社から出版されている
公務員試験 社会人基礎試験 早わかり問題集
です。
実際に筆者が受験した試験では、この問題集から全く同じ問題が3問出題されました
職務基礎力試験に慣れるといった意味では、とても良い問題集だと思います。

小論文対策としては、同じく実務教育出版社から出版されている
現職採点官が教える合格論文術
が分かりやすく、おすすめです。

自治体によっては、ホームページに過去の論文テーマを載せている場合があるので、
原稿用紙を準備して、実際に時間を計って書いてみてください。
何枚も書くうちにだんだんペース配分が分かってくると思います。

最後に

いかがだったでしょうか。
偉そうに長々書いてきましたが、私は3年連続不合格です(笑)
しかし、年数を追うごとにコツが分かってきて、全くゼロではないなと思えるくらいには成長しました!

働きながらの公務員試験勉強は正直しんどいですが、夢の公務員転職への第一歩に向けて、少しでも参考になればありがたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。